【活用事例:ユーザーテストタスク設計例】商品の注文方法が特殊なネットショップの場合(カスタムメイドなど)

ユーザーテストの効果を高めるためには、適切なタスク設計を行うことが重要です。ここでは、ネットショップでユーザーテストを実施する際のタスク設計の例をご紹介します。今回は、カスタムメイドのように商品の注文方法が特殊なネットショップの場合を取り上げます。

 

状況例

・寸法や素材などの組み合わせなどが多く、ちょっとしたカスタマイズのような注文方法が求められる場合
・ギフト向けの商品で入力情報などが複雑になっているが、ミス注文が許されない
・その他レンタルサービスなど、一般的なネットショップでの注文方法と比較してクセのある注文方法が求められる場合

注文方法が難しくなっている場合、購入したくてもその難しさからユーザーが注文を諦めてしまう可能性があります。そうならないよう、ユーザビリティを検証することを意識してみましょう。

一般の方がどんなところで苦労しているのか、もしくは注文を諦めてしまうのかを可視化できるはずです。

タスク設計例

この場合のタスク設計は、被験者さんが簡単なパターンで操作してしまわないよう注意して設計する必要があります。

具体的なタスクの設計は商材や注文方法によりケースバイケースですが、今回はカスタムメイドのソファを想定してタスク設計を考えてみましょう。生地・クッションの硬さ・幅・背の高さ・クッションの有無などが考えられます。

また、同様の商品を扱う競合サイトがあれば、比較してもらうと良いでしょう。

前提条件設定

被験者さんは、ネットショップで少し高額のこだわりインテリア商品を購入したことのある方が良いでしょう。

また、商品を選ぶ条件として『夫婦二人で腰掛けるソファが欲しいと思っているとして、実際に住まれている家に設置するソファを買い物かごに追加してください。予算は10万円程度です。それ以外の幅や生地の素材などは、仮で良いので自由に選択してください。』のように指定しましょう。

タスク前半

  • 自社のサイト(対象となる商品のページ)を開いてもらい、カスタマイズをしながら商品を買い物かごに入れてもらう
  • 思った通りに注文できたかどうかをヒヤリングする
  • カスタマイズをする上で難しいと思った点や分かりにくかった点をヒヤリングする
  • カスタマイズをする上で重視した点についてヒヤリングする

タスク後半

  • 前半と同様の内容を、競合サイトのページを指定して実施
  • 前半のページと比較して、どちらがカスタマイズをしやすかったかをヒヤリングする

得られること

このテストにより得られることが期待できる情報や課題として、下記のようなものがあります。

  • 想定したとおりの操作ができているか
  • カスタムできる内容に気付いたかどうか
  • 間違った注文の仕方をしてしまっていないか
  • 競合サイトと比較しての差異

これらの情報により、設計チームでは想定できない操作により発生する問題の改善が可能になるでしょう。