【活用事例:ユーザーテストタスク設計例】ECモールに出店しているネットショップの場合

ユーザーテストの効果を高めるためには、適切なタスク設計を行うことが重要です。ここでは、ネットショップでユーザーテストを実施する際のタスク設計の例をご紹介します。

 

状況例

  • 楽天市場やYahoo!ショッピングといったECモールに出店している
  • 広告費をかけず、なるべくキーワード検索から集客したい
  • 検索の上位表示が出来ているのにアクセスが集まらない

楽天市場やYahoo!ショッピング、その他ファッションアイテムに特化されたモールなど、様々なショッピングモールが存在します。ECモールへの出店の場合、できれば広告以外の箇所への露出を増やし広告費を抑えたいところかと思います。

自社で取り扱っている商品を購入しなくてはいけない状況を想定したテストで、出店しているモールでどのように商品を探すのか調査してみるとヒントが見つかるでしょう。

 

 タスク設計例

この場合のタスク設計は、大きく分けて『前半:対象モールトップからの自由検索』⇒『後半:特に買って欲しい商品ページを指定し閲覧してもらう』の流れが基本となります。

前半で検索行動を行う中から訪問して貰うヒントを見つけ、後半で商品やサイトの作りに興味を持ってもらえるかを検証します。ただ、後半の特に買って欲しい商品を指定しにくい場合、前半のみ重点的に実施しましょう。

タスク前半

  • 『自宅のお米が無くなりそうで、少し急ぎで購入する必要がある主婦の方』『奥珪藻土のバスマットが良いらしいということで、奥様から候補の商品を探すよう頼まれている旦那さん』のよう、商品が必要となるシーンを想定する
  • その行動をするであろうユーザー像(年齢や性別などのターゲット)を決める
  • シーンを想定しながら、良いと思う商品を見つけるか、これ以上見ないと思うまで、出店しているモールで検索してもらう
  • 良いと思った商品やサイトについて、理由をヒヤリングする

タスク後半

  • 検索している中で自社で出品している商品のページを見つけたと仮定して、商品ページから良さそうな商品があるか探してもらう
  • 良いと思う商品があってもなくても、印象についてヒヤリングする
  • サイト全体の印象(使い勝手や取扱商品の魅力など)についてヒヤリングする

 

 得られること

このテストにより得られることが期待できる情報や課題として、下記のようなものがあります。

  • 検索行動内で目に触れやすい場所の発見
  • 商品決定のために優先的にチェックされる情報
  • 自社の商品が目に触れやすくなっているかどうか
  • 検索結果でクリックされやすい商品
  • 自社の商品ページに不足している情報
  • 自社のショップページの使い勝手
  • 自社のページ内で魅力的に感じてもらえる情報

これらの情報により、より興味を引きやすい商品画像や商品名の改善、ページ内で伝える情報の優先度の改善案を作ることができるでしょう。

参考情報

こちらの記事では、楽天市場やAmazon.co.jpといったECモールで商品を検索する際の行動やアイトラッキングのレポートを公開しています。画面のどこを見ているかをピンポイントで知りたい方は、こちらの情報をご参照ください。